道路の幅を測る時、どこまでが道路か分かりづらいという
ご意見を頂きます。
下の写真をご覧ください。
通常私の手がある部分で道路と敷地に分かれます。
手から右が道路。
排水や雨水が流れる側溝の蓋も道路の一部です。
そして手から左の土の部分は敷地です。
ですので道路の反対側も側溝の蓋の部分までが道路。
その両端を測量することで道路の幅員が分かります。
「道路の幅なんて気にしたことないぞぉ!」とお考えの方もいると思います。
普通、ほとんどの方は道路の幅員なんて全然気にしないで生活しています。
しかし!
私たち不動産業者にとって道路幅員は非常に大事なポイントなんです!
私たちにとって大事ということは、家を買ったり売ったりするお客様にとっても思いっきり大事なポイントです!!!!
家を建てるための建築基準法では“前面道路幅員は4m以上”と規定されています。
つまり4m接していない場合は家の建築ができない!!!!( ̄▽ ̄;)
しかし
絶対に建築できないわけではありません。
道路の中心から2m下がったところからなら建築してもいいよ(^<^)という優しいお許しがあります。
これを“セットバック”と言います。
セットバックした部分は道路として使うので、自分の土地だったけど家を建てたり塀を作ったり植木を置いてもダメ!
いずれにせよ、建築はしても良いけど 自分の土地に制約がかかってしまうのは事実。
だから道路の幅員はとっても大事!
そのため、私たちは道路幅員についてはいつも考えているんです。
職業病ですね(#^^#)