思い出の味、ポカリスエットと夏



「あ~、暑いな。

汗だくになりながらバスケットボールの練習をしていた中学時代。

水分補給のため、誰よりも早くポカリスエットに手を伸ばしたあの日。

キンキンに冷えたポカリスエットを一口飲むと、体中に爽快感が広がった。

疲れた体に染み渡るような感覚は、今でも忘れられない。

高校ではラグビー部へ。夏の練習は想像を絶する暑さだった。

グラウンドで倒れそうになるたびに、誰かが差し出してくれたポカリスエット。

あの味は、青春そのものだった。

ポカリスエットは、僕にとって単なる飲み物ではなく、青春時代の汗と涙、そして友情を象徴するような存在。

あの頃を思い出させてくれる、かけがえのない飲み物だ。

大人になった今でも、暑い夏の日には、ついついポカリスエットを手に取る。

一口飲むたびに、あの頃の熱い日々がよみがえってくる。

ポカリスエットは、青春の味。

そのポカリスエットを、今はサッカーを頑張っている息子に手渡す。