「囲い込み(かこいこみ)」という言葉、不動産売買に関わる方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
近年、大手不動産会社S社、M社、T社を中心に、この「囲い込み」が横行しているという声も聞かれます。
■「囲い込み」って何?
「囲い込み」とは、不動産会社が売主様から仲介を依頼された物件を
他の不動産会社に紹介せず、自社だけで売却しようと独占状態を作り出す行為のことです。
■なぜ「囲い込み」が行われるのか?
- 両手仲介による高額な手数料: 売主様と買主様、両方の仲介手数料を得ることで、大きな利益を得ることができます。
- 競合他社との差別化: 自社で売却することで、他の不動産会社との競合を避け、より多くの物件を独占的に扱いたいという考えるため。
- ■「囲い込み」がもたらす悪影響
- 売主様へのデメリット:
- 売却期間の長期化: 他の不動産会社に紹介されないため、買主が見つかるまでに時間がかかり、売却が遅れてしまう可能性があります。
- 売却価格の低下: 競争がないため、適正な価格で売却できない可能性があります。
地元の不動産会社が抱える課題
地域に根ざした私たち地元の不動産会社は、このような大手企業の「囲い込み」によって、多くの困難に直面しています。
- 物件情報の入手が困難: 大手企業が独占的に情報を握っているため、魅力的な物件を仕入れることが難しくなります。
- 顧客獲得の難しさ: 大手企業のブランド力に押され、顧客獲得が難しくなります。
- 地域への貢献が阻害される: 地域の活性化のために行ってきた活動にも、陰りが見え始めています。
■売主様へ
「囲い込み」によって、売主様は大きな損失を被る可能性があります。
- 複数の不動産会社に仲介を依頼する: 複数の会社に仲介を依頼することで、競争を促し、より良い条件で売却できる可能性があります。
- 契約内容をしっかり確認する: 契約書の内容をしっかりと確認し、不明な点は必ず質問しましょう。
■私たちができること
私たちは、地域のお客様に安心して不動産取引を行っていただけるよう、以下のことを心がけています。
- 透明性の高い情報提供: 不動産に関する情報を分かりやすく、丁寧に説明します。
- 地域に根ざした活動: 地域の活性化に貢献し、お客様との信頼関係を築いていきます。
まとめ
「囲い込み」は、不動産業界の健全な発展を阻害する行為です。私たち地元の不動産会社は、このような不正行為に立ち向かい、お客様に安心して不動産取引を行っていただけるよう、これからも全力で対応してまいります。
不動産に関することなら、どんなことでもお気軽にご相談ください(*^^)v