不動作オーナー業をやってみたい!
そう考える方は結構います。
「自分がオーナーになったら入居者様に喜んでもらえるよう・・・」と色々なサービスを考えます。
料理のお裾分けをしたり
旅行に行ったらお土産をかったり
親身に身の内話しをじっくり聞いたり
まるで家族のように世話をする
「人と人が繋がる」そんな不動産オーナー業を夢見るのでしょう。
しかし現実はそんなに美しくはいかないものです。
オーナーが悪いとか入居者が悪いとかではない。
ただ上記のようなサービス(世話)はオーナーが一方的に自己満足のためにやっているケースが多いんです。
実際に入居者が喜んでくれる事も多々あります。
しかし、オーナーと入居者の距離が近すぎると「甘え」「だらしなさ」が出てくるものです。どちらが出すかは場合によります。
その「甘え」「だらしなさ」が見えた時に、今までのやりとりが一気に煩わしくなるようです。
「今まであんなに尽くしてきてあげたのに、あの態度は何!!!」みたいに怒りが一気に爆発します。
こうなると今まで何も無かったのに、何かちょっとした事があるだけで相手の事を完全否定します。「早く出て行ってやる!」「早く出て行って!」そんなやり取りになります。
つまりオーナー業と言えどもビジネスとして考えないといけません。
オーナーが一方的にサービスを提供し続けることよりも、入居者様が「こうして欲しい!」と言った時に即座に動くことの方が絶対に感謝されます。
仮に「それは入居者負担じゃないかな・・・」と思うことでも即行動!即解決!することの方が入居者様のロイヤルティがグンと高まります。
必要な時に必要な事を提供するのがオーナー業ではないでしょうか?
「大家といえば親も同然、店子といえば子も同然」
こんなフレーズは時代と共に変わっていくのかもしれませんね。