最近読んでいる本です。
タイトルを訳すと「ゼロで死ね」
なかなか、パンチのきいたタイトルです。刺激的です。
でも内容は非常に面白い!
イソップ寓話 アリとキリギリスを引用して
「気楽なキリギリスと勤勉なアリ」から何を学ぶべきが示してくれる。
「アリはいつ遊ぶことができるのだろうか?」
イソップ寓話をこの角度から考えた人が今までいるのだろうか?
また私がこの本で面白いと感じたのは「ルール5 子どもには死ぬ“前”に与える」の章です。
一般的に子供が親から相続を受けるのは60代
作者はたいていの場合、相続のタイミングが遅すぎると訴えています。
その根拠は
本当にお金が必要なのは60代ではなく、もっと前だということ。
例えば子育て中の30代に相続できるお金を、前もってもらえていたら
きっと60代の時よりも有効的にお金が使えるのではないでしょうか?
もちろん、親のお金が無くても快適な生活を送れるのが一番。
30代といえば、会社に就職してからそこそこの経験を積んで、給与も少しづつ上がってきたころ。でも子供にお金がかかるし、家賃やローンにもまだまだ多くのお金が流れている状況。自分だってオシャレもしたいし遊びに行きたい!そんな中で将来のことも考えるとなると決して明るい未来をイメージできないかもしれない。
仮にそんなタイミングで親から相続に代わるお金をもらうことができたらどうだろうか?
家を買うきっかけになるかもしれない。
奨学金を一気に返済するかもしれない。
子どもに奮発したプレゼントできるかもしれない。
自己投資として留学できるかもしれない。
お金はある程度若いうちに手にした方が、効果的に利用できるもの。
歳を重ねると、同じ使い方をしても残りの人生にお金が有効的に働かなかったり、同じ使い方をしても若い頃よりも感動の薄い結果になるかもしれない。
つまり親として子供にお金を譲るのは、自分が死んだ相続時ではない!ということを訴えた章でした。
私にはルール5のこの章がとても印象的な内容でした。
他のルールも独自の観点で分かりやすく書かれています。
大体のビジネス本はお金を“稼ぐ”“貯める”にフォーカスしています。
このほんのように“使う”を扱った本は珍しいでしょう。
しかもお金の使い方に愛が溢れている。
私はこの本が気に入りました(^<^)
オススメです!