宮本輝さんの“錦繍”
何回読んだことでしょう。普段同じ本を繰り返し読むことは少ないんですが、この本だけは「また読んでみよう」と思える一冊です。
あらすじは頭に入ってるけど、改めて読むと忘れていたストーリーがあったり、初めて読んだような感動を覚えたり。
きっと読み手の置かれている状況によって、心に刺さる箇所が変化していくんでしょうかね。
“錦繍”は10年以上前ですが舞台も観に行きました。母や姉と一緒に行ったのを覚えています。
鹿賀丈史さんが出られていました。
宮本輝さんの作品は殆ど読んだと思います。
どの作品も文章が柔らかく読みやすい、女性的な優しい繊細な文章だと感じます。
読み始めると止まらないので、寝不足気味になるのが難点ですかね・・・^_^
命、縁、業、生、死
そんな言葉が連想されるような物語が多いような気がしますが、文章は全く難解ではないので本当に読みやすいのに色々と考えさせてくれる方ですね。
オススメの一冊です!
k.tamura