私の尿管結石 Vol.2 「手術」



尿管結石 Vol.2

今回は私が過去に3回行った「手術」についてご紹介したいと思います。

 

過去3回の手術は「東京腎泌尿器センター大和病院」で行いました。

元々はふじみ野市にある上福岡総合病院で診察をしましたが、紹介という形で32歳の時に東京の板橋本町にある東京腎泌尿器センター大和病院に行きました。

まだ完成したばかりで、私が通院したときには屋上の庭が工事中だったのを覚えています。そのくらい新しい時にお世話になりました。

 

32歳 1回目の手術 経尿道的尿路結石除去術 (TUL)*手術を2回実施

35歳 2回目の手術 経尿道的尿路結石除去術 (TUL)

38歳 3回目の手術 体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

不思議と3年に1回の手術です。

各手術の詳細説明については「東京腎泌尿器センター大和病院」のサイトを拝借させて頂きます。

https://www.ims.gr.jp/yamato/service/lithotripsy.html

 

1.2回目は全身麻酔で尿管から直接、石を取りに行く手術です。

3泊4日。時間とお金は必要ですが確実な手術です。

1回目の手術は、人生で初めての手術だったので緊張したけど全身麻酔は気づいたときには、病室のベッドの上。

何があったのか分からないほど記憶にない。

 

1回目の術後に医師に言われた事があります。

「過去に多くの方の手術をしたけど、田村さんの尿管は非常に内視鏡が通りづらい。こんなに通りづらいの初めてだ」と言われました。そこまで言われると、まるで褒められたように感じてしまう自分がアホなのか、決して嫌な気持ちがしない。

でもそのせいで、1回目の手術は1度で終わらないで、続けて2度目を行いました。ですので予定の3泊4日が8泊位に延びたのを覚えています。

ほとんどの患者は短期退院なので、自分だけが残るというのは非常に気持が重くなります。「俺はそんなに重症なのか?」と考えてしまいます。でも入院中は手術日と翌日(点滴が取れるまで)以外は暇なので近所の喫茶店に行ってました。

毎日のように外出届けを提出して、喫茶店で仕事をやったり本を読んだり手紙をかいたり。消灯後も眠れないので本を読んだり音楽聞いたり、本調子で過ごせるんです。食事も私はご飯大盛りでいつもお願いしていました。

 

でも32歳の時の1回目と2回目手術の間の2日間は外泊届を出して、自宅に帰りました。実はその時、私の体は腎臓から直接尿を取り出すため背中からチューブが出ている状態です。チューブの先には尿が貯まるビニール袋があります。その状態のまま電車に乗ってふじみ野駅まで帰ってきました。しかも駅から自宅まで歩いて帰ってきました。

家族はみんな私の背中を見て絶叫です!

そりゃ そうですよ。背中からチューブが出ているんですから。でも私は背中が見えないから全然気にならない。お風呂だって普通に入るし、普通に寝れる。

そして外泊が終われば、電車で病院まで行きました。病院に付けば病院服に着替えて「患者」に戻ります。

2回目の手術は無事に成功!

採取した石も見せて頂きました。「こんな石で俺は苦しんだのかぁ~」って悲しくもなるけど、人間って弱い生きもんだなぁと考えさせられちゃいました。

 

 

38歳 3回目の手術は全身麻酔は行わず、1時間ほど体に(石をめがけて)刺激を与えて、石を砕く手術です。

日帰りで終わります。3000発の刺激ですが、ゴムをピシッと当てる感じだと言われて手術が始まりましたが、思いの外、ピシッが痛くて点滴から麻酔を入れてもらい、気づいたら寝ていました。感覚からすると過去の2回で経験した全身麻酔近い麻酔効果です。

3000発が終わって起こされると、眠くて眠くて目が開かない!看護師さんに車椅子に乗せてもらうほどフラフラでした。

手術後に、食事も済ませて麻酔が切れた頃には帰れるので時間的な制約が少ないのは嬉しいですね。

でも石を砕くだけなので、石が取れたわけではありません。その後自然と尿で出るのを待つことになります。

実はこちらの手術は、まだやったばかりなので、まだ石が出てきたのか分かっていません。後日検査をするので、その時のレントゲンで分かると思います。

 

以上が私の手術日記です^_^

 

次回は術後の事をご紹介したいと思います。

 

k.tamura