古民家への銀行融資について考えてみましょう。
築50年以上経つような古民家への融資は一般的な融資はできないことが多いです。
耐用年数を超えてしまっているため、金融機関が評価できない。
そのため、古民家を買い取って再利用できるのは
古民家を現金購入できる資本のある会社に限られてしまいます。
そうなれば古民家再利用は広くは広まらない。
更にインフラ関係の修繕も考えると初期費用は膨らむばかりです。
そこを解消しようと立ち上がったのが
千葉銀行「ちばぎん古民家事業支援融資制度」です。
2017年5月 日本初の取扱となりました。
最長3年間の元金据え置き。元金据置期間を除く返済期間を
運転資金で最長10年、設備資金で最長20年。
融資制度の対象は
築50年以上経過した木造の建物、かつ観光資源及び歴史資源としての価値が認められる建物であること。
そして古民家を利用して飲食店、旅館、研修施設などを営む事業を対象としています。
古民家の売買、リフォームを営む事業は対象外となっています。
今後も融資制度が更に整えば
日本の町並みにも風情残る古民家が活力持って生き残れる社会になるでしょう。
古民家シリーズは今回のブログで終了となります。
お付き合い頂きありがとうございました(^^)