東北大震災から9年が経ちました。
もう9年経つのか・・・あっという間に感じるようだけど、何が変わったのか。
現場から感じる声に耳を傾けてみると、あの時の爪痕が今でも癒されることなく時だけが流れているように感じることがあります。
私は不動産屋の立場として、東北の業者さんから話を聞くことがあります。
いつも思うのは「まだまだ なんだなぁ」ということ。
街も様変わり。人も戻ってこない。
商店は活気を戻しつつあるけど方向性は模索しながらで、将来への不安はとても大きいと感じました。
やっぱり人。どこの街もいつの時代も、人がいないとそこには活気が生まれない。
逆に人が集まれば、何かが生まれる!そこには明るい未来も描ける。
人口減の今の時代に、人を集められる街は少ないです。一極集中の東京だけに人が集まっているようですが、東京ないだって当然バランスは異なります。
東北に限らず、人口を増やすことだけではない、違う活路を見出だすのが必要なんでしょう。
いずれにせよ、東北大震災が日本に与えた影響は計り知れない。あれ以降、家を買う方は100%火災保険に地震保険をセットにしています。
家を買うときに地震や地盤の事を考えない人はいません。
これからも起こりうる自然災害に対して、人が そして街が立ち向かえるような構造が必要になるでしょう。
あれから9年。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。