■ 不動産売却前のリフォームは必要か?
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売却相談にいらしたお客様から「リフォームしないと売れませんか?」
と聞かれることがあります。ここでいうところのリフォームとは、
「古くなった住まいを修繕して元の状態に戻す」大規模な改装です。
特に何十年と長く住んでいた物件の場合、水回りなど設備の古さや
住まいの汚れを気にして、悩まれる方が多いと思います。
そんな悩みどころのリフォームですが、基本的に売却するために
自分で費用をかけてリフォームする必要はありません。
いくつか理由があります。
1、リフォーム費用の回収が難しい
リフォームには通常、百万円単位の費用が必要となります。
新築当時のような状態に戻すにはそれなりの費用がかかるのです。
「キレイだからすぐ売れるだろう」とリフォーム代を上乗せして
売り出すと、相場より価格が高くなるので売れにくくなります。
2、リフォーム前提で買いたい人も多い
価格が安い手ごろな中古物件を購入して、自分好みに
リフォームして住みたいと考える方が増えています。
この場合、売却時の状態がキレイ、新しいなどはあまり関係なく、
購入者にとっての魅力やメリットが減ってしまいます。
3、不動産の価格は間取りや内装だけで決まるものではない
不動産の価格は相場や立地条件など様々な要素で決まります。
リフォームで室内をキレイにしても、それだけでは不動産の価値に
大きな影響はなく、逆にリフォームした部分の好みや使い勝手が
合わない場合、ネックになってしまう可能性もありえます。
こうしたことから売却前の大掛かりなリフォームは、かけた費用を
確実に回収できるという場合以外、する必要はないのです。
とはいえ、内覧時の印象をよくするため、汚れたり破れたりしている
障子やクロスを貼りかえるなど、ちょっとした補修やクリーニングは
プラスに働きます。自分で出来る範囲でキレイにしておきましょう。
これから長くお住まいになった不動産の売却を考えている方は、
早まってリフォームならさず、まずは不動産会社に査定と合わせて
相談されることをおすすめします。
田村ハウジング株式会社のHPはこちらから
https://www.tamura-fujimino.com/