中国人に聞いた賃貸事情

公開日:

更新日:2019/07/25

カテゴリー: 不動産を考える


中国人の方と話をする機会がありました。

 

中国では不動産を“所有”する概念がありません。

お金を払っても国から土地を“賃貸”する事になり70年間の使用権を持つ事になります。

 

つまり不動産を借りる事が所有権に近い権力を持つことになります。

 

そのため賃借人は賃貸人に対して非常に強気な態度となります。

部屋を借りたら、借りた部屋中で何人住もうが借り主の自由!と思っています。

 

だからひとり暮らしだと思って貸した物件に行ってみると

知らない住人が数人居るなんてザラです・・・

 

でも中国人にとっては、管理会社に文句を言われる筋合いは無い!と思っているわけです。しかも部屋を借りる時は「借りてあげるんだから、冷蔵庫や照明を付けて欲しい」と主張する始末・・・

 

だから不動産業界ではアジア(特に中国人)には物件を貸したくないと思っている方が多いです。

 

 

今回、教えてくれた中国人の彼は日本に来て長いので、日本の風習を理解しています。

日本の慣行にも馴染んでいます。

 

だから中国に帰ると、中国人のマナーに幻滅するようです。

 

文化の違いを単純に否定はできないけど、その土地柄にあった振る舞いは必要ですね。