推測と偏見

公開日:

更新日:2019/11/19

カテゴリー: 不動産を考える | 仕事中にあったこと


今日も賃貸のお申し込みを頂きました。

H様大変にありがとうございます(^^)

 

さて今日は「推測と偏見」ということでブログを書きたいと思います。

 

人は少しの情報から物事の全貌を捉えようと“推測”する事があります。

 

私達の仕事でも同じことがあります。

 

例えばお客様が賃貸物件をお探しにご来店。

ご希望に合う物件を探し出せたので、管理会社に問い合わせ。そしてお客様の属性を簡単に報告。

そこから管理会社はお客様の全貌を推測します。

その結果、ご案内OK頂く事もあるしご紹介不可の場合もあります。

 

ご紹介不可の場合、“偏見”を伴っていることが多いです。

 

例えば「年齢70歳の独身男性。年金生活。近所には身内いない」となれば

管理会社は難色を示すでしょう。

推測によって偏見を持つ場合です。

 

でも実際にご来店されたお客様は70歳には到底見えないほどお元気で

耳も遠くないしご健康そうです。年金生活でも非常に裕福な年金者。

 

実際にお会いすれば、お客様が問題のない属性の方だと思うんでしょうが

電話で聞いた情報から推測するとネガティブなイメージを持ってしまうものです。

 

その結果、ご紹介NGになることは多々あります。

 

私達としてはお客様のありのままの状況をお伝えする努力はしますが

物件紹介の可否について判断するのは管理会社です。

 

偏見の無いように、但し嘘の無いように伝えているつもりですが

どうしてもお客様の意思にそぐわない結果になることがあります。

 

普段の生活で頻繁に行われる“推測と偏見”を

痛烈に感じるのが賃貸物件探しです。

 

推測することの大切さは十分に分かっていますが

それが偏見になる場合があるのが悲しい現実です。

 

年齢、家族構成、収入、健康状態など

嘘がつけない情報なだけにお客様にとっては辛い結果になることもあります。

だから私達としては、仮に属性が良くないと判断されるお客様でも

安心して入居できる住まいを提供できるように

自社管理については門戸を開いております。

 

賃貸取引にも そんな“優しさ”があって良いのかなぁと思います(^o^)