オーナー業の思い込み

公開日:

更新日:2020/12/31

カテゴリー: 不動産を考える


不動作オーナー業をやってみたい!

そう考える方は結構います。

 

「自分がオーナーになったら入居者様に喜んでもらえるよう・・・」と色々なサービスを考えます。

 

料理のお裾分けをしたり

旅行に行ったらお土産をかったり

親身に身の内話しをじっくり聞いたり

まるで家族のように世話をする

 

「人と人が繋がる」そんな不動産オーナー業を夢見るのでしょう。

 

しかし現実はそんなに美しくはいかないものです。

オーナーが悪いとか入居者が悪いとかではない。

 

ただ上記のようなサービス(世話)はオーナーが一方的に自己満足のためにやっているケースが多いんです。

実際に入居者が喜んでくれる事も多々あります。

しかし、オーナーと入居者の距離が近すぎると「甘え」「だらしなさ」が出てくるものです。どちらが出すかは場合によります。

その「甘え」「だらしなさ」が見えた時に、今までのやりとりが一気に煩わしくなるようです。

「今まであんなに尽くしてきてあげたのに、あの態度は何!!!」みたいに怒りが一気に爆発します。

 

こうなると今まで何も無かったのに、何かちょっとした事があるだけで相手の事を完全否定します。「早く出て行ってやる!」「早く出て行って!」そんなやり取りになります。

 

つまりオーナー業と言えどもビジネスとして考えないといけません。

オーナーが一方的にサービスを提供し続けることよりも、入居者様が「こうして欲しい!」と言った時に即座に動くことの方が絶対に感謝されます。

仮に「それは入居者負担じゃないかな・・・」と思うことでも即行動!即解決!することの方が入居者様のロイヤルティがグンと高まります。

 

必要な時に必要な事を提供するのがオーナー業ではないでしょうか?

 

「大家といえば親も同然、店子といえば子も同然」

こんなフレーズは時代と共に変わっていくのかもしれませんね。