見た目で判断しました

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更新日:2019/02/20

カテゴリー: 不動産を考える | 仕事中にあったこと


とあるプロジェクトの話

古家を買い取ることになりました。
現在家族で居住中の物件です。

もう
10年以上住んでいるんでしょう。
元契約書を見ると長く住んでいることが分かります。

この物件は買い取って更地にして販売するプロジェクトです。
売り主様のご希望です。

元々貸家として入居しているので、売り主様が売ろうとしていることも知らない。

プロジェクトだけが、入居者様の知らないところで進んでいます。

このプロジェクトを進めていく過程でひとつ気になったのは『入居者は引っ越したくないのではないか?』
ということ。

入居者には一度も会ってないし、話したこともない。

でも、長年の勘でしょうか
玄関先を見たときに『この人はまだまだ住みたいと思ってるハズだ』と感じました。

10年以上住んでいるのに玄関先が綺麗に整頓されていて、訪問する方を楽しみに待っているような、そんな玄関先でした。

だから、途中まで進んでいたプロジェクトは中止。
この方にはこれからも住み続けて頂こう!と決まったのです。

入居者には会ったことも話したこともない。
顔も知らない。

でも信用しようと決めました。

僕らは限られた情報から、多くの事を推測しないといけない時があります。

時には見た目だけで判断する時もあります。

良い情報ばかりとは限りません。
『この人は付き合ったらダメだな』と判断することもあります。

でも基本的には『人を信用する』のが大切だと思うので、良いところがあれば、そこに目を向けていきたいと思っています。

今回はプロジェクトが大きく変わってしまいましたが、きっと結果的にはうまくいくでしょう!

きっと大丈夫です。