親と子と不動産

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カテゴリー: 仕事中にあったこと


不動産売却のご相談に来られたI様

 

I様単独で所有している一戸建ての売却を考えています。

 

 

売却理由を確認した後、調査・査定・販売活動と順調に進んでいました。

 

すぐに売れる物件ではないことはI様もご承知していましたので

1年2年と月日が経ちましたが諦めずに販売活動を続けていたところ

やっと購入者を見つけることができました。

 

お客様も物件を大変に気に入って頂き、契約の流れを確認していたところ

I様の息子さんからご連絡が入りました。

「売る気ないよ!」

「もう何もしなくていいよ!」

 

一方的な言い草です。

こちらとしては、なんでこんな事を言われないといけないのか全く理解できない。

事情をI様に確認したところ「息子からの嫌がらせもあって、売却を邪魔されている。もし売れてもほとんどのお金を持っていかれる」との事でした。

 

息子さんは所有者ではないので取引上は全く関係ないでしょう。

しかし息子からの脅迫に嫌気をさしているI様。

 

私たちは売却を止めても構わないけど、このまま物件を放置してもいい方向にはならないでしょう。

 

もし息子さんに幾らか払って親子間で問題が解決できるなら

早く売却するのが良いんでしょう。

 

不動産取引は物件所有者だけに限らず、その周囲の人まで巻き込むことがあります。

今回も裏では家族間の色々な問題が潜んでいたようです。

 

今回も不動産売買の難しさを感じた1件です。

今後もI様とはやり取りが続きますので、最善な方向に進むよう

サポート続けたいと思います。