売る気はあっても売れない物件がある

公開日:

更新日:2019/09/26

カテゴリー: 不動産を考える


親子間で共有している自宅

 

親御さんからのご相談で、急いで売却したいとの相談がありました。

親子間での共有ですので基本的にはお子様もご納得した上ので売却だと思いがち・・・

 

実際は息子さんは親御さんの売却には全く協力的ではない。

親子関係は非常に悪く、話もしたくない状況。

 

こうなると、売却は非常に難しいでしょう。

不動産取引において契約当事者となる共有所有者いずれかが、売却の手続きに協力しない場合は

当然に取引はできません。

 

仮に、協力的だけど契約時には同席できない・・・・といったレベルであれば

対処方法はあります。

 

でも「勝手に現金化しておいて!」のレベルだともうお手上げです。

 

私たち不動産会社も親子間を取り持って取引を決済まで無事に進める自信はありません。

途中でトラブったら最後です。

買主様にも被害が発生するし法的に責任負うべき人が責任負わないで

こちらが被害を被る事も想像できます。

 

このように共有で不動産所有するのは、共有者間でうまくいってない時は最悪売却したくても売却できない事もある

というのを頭に入れておいて欲しいです。

 

不動産現場で働いていると、税金対策で共有にするのはいささか疑問を感じるこの頃です。