ご高齢入居者はリスクしかないのか?

公開日:

更新日:2019/10/26

カテゴリー: 不動産を考える


2040年には総人口の35.3%、3人に1人が65歳以上となります。

 

賃貸における高齢者の問題がクローズアップされていますが、高齢者は本当にリスクしかないのか?

 

一般的に高齢者リスクとして挙げられるもの。

・家賃滞納

・保証人が取れない

・意思疏通能力の喪失

・孤独死

・近隣や他の入居者とのトラブル

これらが挙げられることが多いです。

でも、実務的には家賃滞納や保証人に関しては保証会社を利用すれば全く問題はありません。

 

意思疏通は年齢と共に、考えられる心配事。

孤独死は大きな問題です。

近隣とのトラブルについては、高齢者に対するリスクとは別問題だと思います。近隣トラブルは年齢は関係ありません。

 

つまりご高齢者に対するリスクは意思疏通や孤独死が大きなテーマになります。

ではこれらを解決する方法は何か。

 

まずは身内の緊急連絡先を確保。

緊急連絡先がしっかりとした方ならば、問題が発生してもすぐに解決することがほとんどです。

 

逆に緊急連絡先が粗末だと、その後も大変です。

他の対策として

・社会福祉協議会

・福祉事務所

・民生委員

・地域包括支援センター

・ケースワーカー

・ケアマネージャー

などと連携すれば、さらに心配は少なくなるでしょう。

 

では実際にご高齢者に入居いただく“メリット”は何か?

・入居期間が長い

・築年数が古くても広ければ気に入って頂ける

・駅からの距離を重要視しない

オーナーにとっては とても大きなメリットだと思いませんか?

 

これからはご高齢者を煙たがるのではなく

新たな優良客として大事にご対応してみてはいかがでしょうか?