埋蔵文化財包蔵地の行政立会いのタイミング

公開日:

更新日:2020/08/06

カテゴリー: 仕事中にあったこと


ふじみ野市内の埋蔵文化財包蔵地内の解体現場です。

埋蔵文化財包蔵地では地中に土器などが埋まっていないか、調査が入ります。

 

今まで調査が入っていない現場に関しては『試掘(しくつ)』を行います。

試掘とは簡易的な調査です。

 

写真にあるように建物の基礎部分がなくなった頃に行政が立会い致します。

建物基礎部分から40cmほど下がった部分に土器などが埋まっていないか調査します。

 

もし発掘されば、試掘から本堀(ほんくつ)になります。

本堀は時間がかかります。規模と発見された土器等の量によって期間は異なります。

費用に関しては個人住宅のために建設される用地だと費用はかかりません。

但し建売業者など個人以外の方の場合は費用は業者負担となります。

 

もし融資を受けて土地を取得した業者だとすれば、その間の利息返済などかかってしまうため

気が気じゃないでしょうね。

 

本堀早く終わらせてくれって思うでしょうね。

 

最近は土地の買取案件が多いので、このような試掘が絡む案件も増えています。

今回も土器などが発見されないと良いですが、ちょっと心配ですね~