部屋なのか納戸なのか 

公開日:

カテゴリー: 不動産を考える


物件の間取り図面を見ていると「6帖(納戸)」という表記をよく見ます。

3階たての1階に「納戸」がよく見かけられます。

 

「部屋じゃないの?」「6帖もあるんだから納戸にしては広くない?」と思う方が多いことでしょう。

 

実際に物件を内覧すると「ここが例の6帖の納戸?」と思うはずです。

 

そうなんです!

「6帖の納戸」は見ただけでは完全な洋室です!

クローゼットもある、コンセントもテレビ配線もある。窓もある。

それでも「納戸」になるのはどうしてか。

 

実は「部屋」として表記するには一定の採光が必要になります。

 建築基準法によれば、住宅の居室には採光のための窓などを居室の床面積の7分の1以上の大きさで設ける必要がある(建築基準法28条1項)

 

つまり「納戸」の表記になるのは「暗いから」ということになります。

 

「そんなに暗いの?」「ずっと電気が必要なの?」と思いますよね。

実際はそんなに暗くないですよ(^^)

 

内覧されると分かりますが

ほとんどの方は「普通に部屋ですね」と言います。

 

実際に普通の部屋として使えるくらいの状態です。

でも広告規制がありますので、絶対に部屋として表記することはできません。

 

ただ、最近は建売業者も単に「納戸」と表記すると味気ないので「DEN」「F(フリースペース)」「ワークスペース(書斎)」などと読んで付加価値をつけているいます。

 

利用方法はお客様次第ですので、内覧して現状を感じて頂ければと思います(^^)