仲介手数料無料について 掘り下げて説明します!

公開日:

更新日:2020/09/18

カテゴリー: 不動産を考える


諸費用に関する最終ブログです。

 

田村ハウジングでは

新築戸建てに関しては「仲介手数料無料0円」でご紹介しています。

高評価を頂いてます(^^)

 

さて、この仲介手数料無料ですが

一般的に3000万円の物件なら約100万円の手数料が無料になる!と宣伝されますが、実際には100万円の手数料だけではない、もっと重要な価値があることをご紹介します。

 

■諸費用における仲介手数料のウェイト

以前のブログでご紹介したように諸費用は一般的に物件価格の8%となります。

3000万円の物件ならば約240万円。

仲介手数料は約100万円ですので 実に諸費用の1/4(25%)が仲介手数料を占めていることになります!

多いです。

 

■金融機関における諸費用の考え方

住宅ローンを融資する金融機関において、物件本体の金額を融資するのは当然と考えています。

しかし諸費用に関しては「お客様の自己資金でご用意して欲しい」と考えています。つまり「諸費用も融資が必要ですか?」と考えているんです。

厳しい言い方をすれば「諸費用分の自己資金がないということは計画性がない?」と考えています。

 

その結果、諸費用を住宅ローンで賄う場合は審査が厳しくなります。

つまりお客様の属性に関する評価が下がるため保証料が高くなるんです!

仮に60万円だった保証料金が80万円になる事も当然あります。

 

ちなみに保証料は物件本体価格については2%が一般的。

つまり3000万円の物件ならば 3000万円の融資については2%の保証料60万円

しかし諸費用に関しては2%ではありません。

10%が一般的です。実に5倍!!

つまり先ほどの諸費用240万円ならば 諸費用に対する保証料は24万円

結果的に3000万円の物件購入する際の保証料は60万円+24万円=84万円が一般的です。

 

では仲介手数料無料だと どうでしょう?

単純に100万円の諸費用がないので 100万円に対する保証料(100万円の10%分)の10万円が不要になります。

 

つまり100万円の手数料無料だけではなく10万円の保証も無料になるんです!!

さらに諸費用が抑えられるので、金融機関もお客様に対する評価が高いです。

3000万円の物件を購入する場合の諸費用は240万円-110万円=130万円で言いわけです。

「このお客様は諸費用が少ないので、金融機関としては安心して融資できる優良なお客様だ」と判断されます。

そしてお客様の属性審査も高評価!

場合によっては保証料も通常より優遇された利率を利用できる場合もあります。

 

 

このように仲介手数料無料は単純に100万円が無料になるだけではないんです!

 

注意喚起

他社様でも仲介手数料無料で宣伝している会社があります。

しかし「住宅ローン代行料」「値下げ交渉代行費用」などの名目で数十万円請求されることがありますので、ご注意ください。

 

他社様で内覧して既にお申込されている方は当社の仲介手数料無料サービスをご利用頂けません。

当社において「申込み」が必要となります。

 

毎年、他社様の仲介手数料無料サービスを利用した方が後々騙されたとご相談に来られます。後の祭りで、お客様の泣き寝入りになるのが本当に悲しいです。

絶対にあってはならないことですが、他の名目でお客様に請求する不動産会社は多いです。

このブログを読んでくれた方々がそのような被害に遭わない事を願っています。

仲介手数料無料

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